ミニマムの車椅子。

ミニマムの記事は少し久しぶりになりました。

門脈シャントによる肝性脳症から、前脚麻痺が残った茶トラ猫のミニマムくんですが、彼の後ろ足だけの2本足生活も1年と4ヶ月目に入ります。もうそんなに経ったんだね。生後8ヶ月の時に今の状態になったので、もう人生(猫生?)の3分の2は麻痺した前脚と一緒に生活していることになります。

毎日毎日わたしが考えること。それは「ミニマムがまた4本足で歩けるようになるといいな」です。毎日毎日、腹部へ強い力で押し付けたまま硬直している前脚に「前へ出て!出てきて!」って話し掛けています。

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ミニマムの前脚は、神経も残っていて、痙性のある麻痺なので筋肉の痩せはありません。ただ、強い筋硬直や反射亢進があり、常に固く緊張しています。いろいろと先生にも相談に乗ってもらったりしたのですが、獣医学的には何も打つ手はないみたいです。PTの先生にリハビリストレッチなども教えて頂いたのですが、ミニマムが前脚への接触を極端に嫌がり、施術すると癲癇発作を起こしてしまうことが続き断念しました。今はほんの少しの引き伸ばし運動とマッサージだけにしています。

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痙性  痙性は麻痺に伴う副作用で、軽度の筋硬直から、重度の脚部運動制御不能まで、各種の痙性があります。症状には筋緊張の増加、急激な筋収縮、深部腱反射亢進、筋肉の痙攣、鋏状脚(無意識な足の交差)、関節の固定が含まれます。

痙性は通常、自発的な動きを制御している脳や脊髄の部分の損傷によって起こります。これは脊髄損傷、多発性硬化症、脳性麻痺、酸素欠乏脳症、脳外傷、激しい頭部の怪我、およびある種の代謝性疾患によって引き起こされます。痙性は、リハビリや日常生活活動を妨害することもあります。
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あれれ?ミニマムを撮影しようとしてたらキング官ちゃんが....


そんなミニマムですが、本人はいたって元気。歩く気満々です!アゴを床につけて、後ろ足で地面を蹴って前進します。または、後ろ足だけで2足歩行!!!もちろんテクテクと進むことは出来ません。一歩、一歩、ヒョコヒョコと歩きます。

でもね、それらの歩き方はとても体力を使うらしく、長い距離の移動は出来ないし、何よりも疲れてしまうみたいで見ていると辛いです。たまに無理をして、部屋から部屋、リビングへと移動すると、あまりもの疲労から癲癇を併発してしまうこともあります。

ずっとずっと考えていたこと。それはミニマムに「車椅子」を用意するか、どうしようか?ってこと。よく事故で後ろ足が使えなくなったワンコ、ニャンコが使っているものです。でも、ミニマムは脳神経も少し損傷していて、知能的に物事(=運動)を理解する力が弱いのです。車椅子を理解して使いこなせるのか?受け入れることが出来るのか?何よりも、前脚が使えるようになると信じている私の気持ちが、車椅子を使うことにブレーキをかけていたのも事実でした。

でも、もう、1年と4ヶ月。もういいかなって気持ちになった。別に車椅子を使ったからって、ミニマムが歩くことを諦めるわけじゃないって最近思えるようになりました。さっそく(ペットへの提供もしている)車椅子業者さんに相談してみたら、「まずは自作で車椅子の練習をするといい」と、アドバイスをもらいました。どうしても使えない子は、何をしても使えないらしくて、逆にストレスになる場合もあるらしいです。それと、後ろ足が使えない子のための車椅子は事例も沢山あるそうなのですが、前脚が使えない子のケースはそんなに多くないそうです。そして受け入れられるのか難しいとのこと。プラス、完全フルオーダーのため費用も掛かることから、まずは手作りでやってみるといいですよ!っとのことでした。で、材料や作り方もいろいろと教えて頂き、今回、何パターンかわたしが自作してみることになりました。

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しかーし!当のミニマムくん、全然ダメです(苦笑)
イヤイヤ! ウー c(`Д´c)ウー c(`Д´c)
完全拒否~
あ、白目むいて寝ている桜子さんは↑無視してくださいね(笑)


ウレタンに車輪を仮止めしたものを胸の下に置くと「なにこれ!?どけて!どけて!」と大騒ぎ。前方を拒否るせいで、バタンと後ろへ転んでしまいます。クッション部分に「体重をかけてもいい」という事が、まだ理解できません....うーん。道のりは長いかも知れないけれど、気長にいこうね。車椅子が使える、使えないは気にしないで、ミニマム自身のQOLがUPすればいいだけのことだからね。

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ちなみに....今月5月は、2回も癲癇発作が起きました。またその詳細は別記事で。






■おまけ■
写真に写っている脚はわたし↓なのですが、さて、なにをしているところでしょうか?
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正解は.......車椅子に座っているところです!



父と一緒に外来の待ち時間の一こまです。父の闘病生活に付き添って丸6年。そして、父の車椅子を押すようになって1年が過ぎました。最初はしどろもどろだったわたしも、今じゃ若葉マーク卒業の一般ドライバー?になれたかな?安全運転第一ですよ♪

最近女子医は、新しい車椅子への入れ替えがどんどん行われていて、新車は軽いし、座り心地ちもGoodで気持ちイイ。シートのカラーリングも、暗い~灰色から、ブルーのタータンチェックになって爽やかでお洒落になった!意外とそーいう部分も大切だと思うんです。使う方も明るい気持ちになれるからね。

是非、車椅子で介護をする方には、自身でも車椅子に座って、座る側の体験をして欲しいな。ほんの少しの段差でも、結構な衝撃だったり、低い位置から感じる体感速度は、高い位置からよりも速く感じて怖いとか、いろいろ気付くと思う。そして、まだまだ世の中は、車椅子の人にとって暮らしづらい部分がたくさんあることも気付く。でも、エレベーターのボタンを押して待っててくれたり、上手く段差が超えられなくて焦っていると、力を貸してくれる人がいたり、人の優しさに気付くことも多いけれどね^^

それにしても女子医の外来は待ち時間が長い!(特に特に父の執刀医の外来はスーパー長い!!!)昨日は4時間46分の待ち時間を父と過ごしたよ。院内を補助しつつウォーキングさせたり、廊下設置の血圧計でお互いの血圧を計りっこしたり、屋外カフェでお茶したり、公園まで出掛けてみたり。そんな感じで、長年/月に2回は女子医に行ってるから「わたしの人生で一番デートしている時間が長い男性=父」になっちゃうよ(笑)い、いや、いくらなんでもそりゃないかな。汗。あれ?どうなんだ?

では、また~
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