犬、猫、てんかん発作の誘発因子。

門脈シャントによる肝性脳症から、
前脚麻痺の後遺症と、
「癲癇(てんかん)発作」の症状が出るようになった猫のミニマムですが、
この癲癇発作の誘発因子として、よく「気圧」があげられている。

その他にも、 疲労、睡眠不足、ストレス、感情の動き、過度の緊張、
パターン化された模様や刺激、持続的な光刺激、過度の運動....などがあります。
また、事例は少ないですが、電磁波の影響や、香り、湿度などをあげているサイトもあります。
これらは人間の場合においての事項ですが、動物にも共通する部分は多いと思います。

でも、全くそのようなものは関係なく、突然起こるものが「癲癇」という先生もいます。

要は、癲癇発作の誘発因子として、「これだ!」というものはハッキリしないのですが、
それでも、飼い主が事前に予防できるものはしてあげたいし、
発作の予測がつくだけでも十分に助かると思うのです。

「犬、猫、癲癇、気圧」で検索すると、
愛犬、愛猫の癲癇と向き合う飼い主さんの記事がたくさん見つかります。
皆さん共通して、「台風のときに発作がよく起こる」「低気圧がとても影響している」
「気圧計を置いてます」等の意見を書かれています。

ちなみに現時点では、ミニマムの場合、気圧はあまり影響してないような気がします。
ただ春先から梅雨にかけて、重積状態になる大きな発作が多かったのは確かです。
初回発作から経過観察を続けて約8ヶ月。
1年、2年と観察を続けて、ミニマムの傾向と対策を把握できたらいいなと思ってます。


そんな中、ミニマムのてんかん発作が始まってから、
わたしなりに考えて改善したり、生活スタイルを変えたことをあげてみると...

★「アイサンがさっき居たのがニオイで分かるんだよ(笑)(残り香で)」
と言われるくらいの、香水女でしたが一切止めました。
ボディクリーム類も出来るだけ無香料に変更。
アロマオイルやディフューザーの使用も止めちゃいました。

★出来るだけ大きな物音(ドアの開け閉めや、桜子へ雷を落とす際の(#゚Д゚)ゴルァ!!みたいな大声や、
テレビのボリュームなど)を立てないようになった。
そのお蔭で?ずい分とおしとやかになりましたよ(笑)ウソウソ

★早寝、早起き。これは昔からだけど。

★爪を長くしないようになった。(ミニマムのお世話中に目や身体を傷つけないように)

★アルコールを飲まなくなった。
(胃潰瘍で飲めない以前に、救急で病院へ行くことを想定してクルマの運転のために飲まなくなった)

★部屋に温度、湿度計を設置して、室内環境の大きな変化を作らないようになった。

★ファンヒーターやその他細々した家電の電子音を出ないようにした。
(突然のピーピー音や、着メロにミニマムはとても驚くようになったので)

これらが効果があったのかどうか?証明は出来ないけれど、
初回発作から比べると最近の発作は格段に「穏やか」なものになりました。
ニオイや音に反応していた小発作もほとんど出ないように。

現在の抗てんかん薬の処方量は、(体重量に対して)一番少ない量でなんとかここまできています。
肝臓のためにも、できるだけ薬の量は抑えていきたいな。
まずはゼロ発作で2ヶ月を目指そう。
小さな目標だけど、そうやって一つ一つの山を越えながら、
これからも癲癇と付き合っていこうと思ってます。
管理人@愛

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以下、てんかんについての覚えログです。

「てんかん発作」とは、脳の神経細胞の過剰な放電による発作症状をいい、「てんかん」はてんかん発作を主症状とする病気をいいます。

助長因子
てんかん発作の80%は偶発的に、20%は誘発されて、1%は反射的に起こることが知られています。ある刺激や出来事によって発作が起きる場合、その刺激や出来事を発作の誘発因子といいます。一方、発作が起こりやすくなる状況を発作の助長因子といいます。主に精神的緊張、意識の変化、睡眠不足、発熱などが助長因子になることが多く、生活を改善したり、原因をなくすことが、発作を治療する上で重要となります。

年齢による発作の助長因子
前学童期 発熱、感染症、入浴
学童期~前思春期 疲労、睡眠不足、ストレス、感情の動き
思春期後期 月経、水分平衡障害(体内の水分バランスが崩れること:脱水、水分の摂りすぎなど

誘発因子は、1 睡眠不足、2 日常に比べて過度 の精神的緊張、3 パターン化された模様や刺激、4 持続的な光刺激、5 過度の運動などで す。

1)てんかんとは
A:てんかんの定義(H.Gastaut 1973 WHO)
 An epileptic seizures is the result of transient dysfunction of part or all of the brain due to excessive discharge of a hyperexcitable population of neurons, causing sudden and transitory phenomena of motor, sensory, autonomic or psychic nature. Epilepsy is defined as a chronic brain disorder of various aetiologies characterized by recurrent seizures.
・下線部が重要:神経細胞のあるグループが異常興奮して起こる、一過性の障害であって、反復する発作を特徴とする(1回だけの発作はてんかんとは言えない)。
・日本人のてんかん発生頻度は 0.9% とされており、稀な病気ではない。

B:てんかんの発現機序(現在も不明の点が多い)
・脳には興奮系と抑制系神経細胞が存在するが、てんかんは興奮系神経細胞の異常興奮で起こる。
・興奮系神経細胞のシナプス伝達前の抑制障害が原因として有力。
・発作を繰り返すと、その経路が興奮し易くなる。一種の学習効果がある。
・抗痙攣剤の殆どは抑制系神経伝達物質(GABA)を増強させるものである。興奮系を抑制する抗痙攣剤の開発が望まれる(Lamotorigine etc:現在治験中)。
・てんかんの一部では、遺伝的素因の関与が示唆されており、遺伝子異常が判明したものもある(イオンチャンネル異常?)。


4)てんかん発作時・発作間欠時の対応
A:発作時の対応
・てんかん発作は誰が(例え医者であっても)直面しても驚くものである。「慌てない」「怖がらない」「過度の刺激をしない」が原則である。
・発作の多い例では、普段から発作時の対応についてシュミレーションしておくことを勧めたい。


<対応手順>
1、発作であることの確認,周囲の危険物からの保護
・てんかん発作はそれまでの活動と明らかに区別できる不随意性(自分で止められない)のエピソードであり、発作の確認は比較的容易である。
・運動性の痙攣では、発作による外傷などの危険から保護する(周囲の危険物を除去)。また、衣服をゆるめるなども必要である。
2、発作症状の観察(5分間)
・前記した如く発作症状の観察は診断・治療上重要である。発作起始部の症状・発作の経過・発作後の状況を冷静に観察する。意識レベル,顔(特に目)の表情,四肢体幹の動き硬さなど‥‥。
・発作時に口腔内に物を入れない(舌を噛むことは少ない)。背中を叩くなど過度の刺激をしない。口に分泌物(泡,涎など)があれば拭き取る。
・発作のみで生命的危機に至ることはないので慌てない。
3、・5分以内で発作が終了した場合
・発作終了時に顔を横に向け、口腔内の分泌物を排泄させる(多くの発作では分泌物が増加する)。
・発作後の意識状態(朦朧状態が続くこともある),麻痺の有無(Todd's 麻痺)などをチェックする。
・後睡眠に入った場合はそのまま眠らせ、覚醒後は普通活動に戻す。発作後速やかに覚醒した場合は本人の活動性にまかせる。発作群発傾向を有する例を除き、むりやり安静をとらせる(学校を休ませるなど)必要はない。
・5分以上発作が持続する場合
・全身痙攣が5分を経過しても止まりそうにない場合は、最寄りの医療施設に連絡し救急外来を受診する。痙攣を止めてくれる施設をあらかじめ把握しておくことは重要。
・状況にもよるが、殆どの場合は救急車を呼ぶ必要はなく、自家用車で充分である(慌てないこと)。
・全身痙攣が止まっても、意識がなかなか戻らない,呼吸が安定しないなどの場合には救急外来を受診すること。
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