桜子の後追い。

午後の予定が詰まっていた為、少し早目に昼食の支度をしていたら、何か嫌な予感がしたので部屋に戻ると、桜子がドアの前で倒れてました。すぐに支えるともの凄く熱い。朝の検温では39.0だったのに、明らかに40度は越えている。

慎重に3人がかりで布団へ戻すと、口をクガァ~!と開いて顔を引きつらせました。「ハアハア」と呼吸したくても出来ないような感じでした。シリンジで水を与えるとなんとか飲みます。100ml飲み終わると、まだ口を開けたままで朦朧としています。瞳は開いてます。呼びかけの反応は薄いです。

そして舌が完全に下がってきました。大臼歯を飛び越え、口の脇へダランと垂れています。一瞬「死んでしまう!」と思いました。可哀相だけど強制的に脇の下や内股、首の周り、背中、太もも付け根、ほぼ全身を保冷剤の直置きで冷やしました。部屋はカーテンを全て閉めてクーラー全開。一刻も早く桜子の体温を下げなくては本当に死んでしまう状態でした。

保冷剤を何回か交換しながら、水を与えます。レスキューレメディと液状の増血剤を一緒に飲ませました。桜子の口の周りの皮膚がまだ引きつっています。しかし冷却から30分過ぎるとやっと口を閉じ、深い鼻呼吸に戻りました。見開いたままの眼球は、乾いて少し皺がよっています。目薬を差します。

そろそろ1時間以上経過したのですが、珍しくまぶたを閉じて眠りだしました。呼吸はしっかりとあるけれど、かなり苦しそうな呼吸です。

今日は13時から父の入院手続きのため外出予定でしたが、急遽、姉夫婦に代行を頼みました。とある動物の言葉を理解する能力!?のある方によると、桜子はわたしの眠っているときに逝くらしいのです。死ぬ瞬間を見て悲しむわたしをとても心配しているとのこと....わたしはその手のものは昔から信じない人間なのですが、もし本当にわたしが眠ってたり、外出しているときに桜子が死んでしまったら....わたしはその方がきっと辛い。と書いてみたけれど、ううん。どっちにしたって悲しいし耐えられない。

平気、平気、覚悟したと言ってはいるけれど、やっぱり辛い。桜子が死ぬのは....なんとしても助けたい。呼吸し続けられるように....またこんな事を書けば「犬が可哀相で見てられない!あなたのやってることは自己満足!犬を苦しませて延命してる!」とか言われるのだろう。

でも桜子は、多分きっと台所へ行ったわたしを追いかけるために、わたしの近くへ行くために、4日ぶりに自分の力で立ち上がり、ドアの前まで死ぬ気で来たのだと思う。

そんな桜子に「早く楽になって」なんて言えない。「あとはゆっくりお家で逝かせてあげて」なんて赤の他人に言われたくない。なぜって、桜子自身がわたしと一緒にいることをこんなにも強く望んでいるから。早く楽になりたいなら、勝手に自分で死んでるって。こんなにも頑張ることなんかしない。

体温計を差すまでもなく、熱が下がったのが桜子を撫ぜただけで分ります。急速冷却、ひとまず終了。11:40分から1時間40分のレスキューでした。

今、桜子は首をたまに持ち上げて、保冷剤を包んでいたペーパーナプキンをふざけて食べようとしています。なんて能天気な.....そして、フカフカタオルで包んだアイスノンに顔を埋めて寝ています。まぶたを閉じて眠るのは、ここ数日間、滅多になかった。よほど身体が冷えて気持ちが良いのか?わたしが真横で寝転んでいるのが嬉しいのか!?カタカタと鳴るキーボードの音を聞いて、桜子は安心した顔をしています。し、しかし、うつ伏せ寝でノートPC打つのって、首が痛い......

今日、わたしが午後から出掛けることを、なんとなく桜子は察知していたのかな?キッチンへ行った
だけなのに、外出したと勘違いしたのかも。桜子さんの無茶っぷりは命がけです。わたしがいつも部屋にいるわけじゃないのに、何で今日に限って無茶な後追いなんてしたのかな?それだけ今日の体調は良くないってことなのだろう。

桜子さん。今現在、見た目は、とっても気持ち良さそうに熟睡しています。桜子の寝顔って久しぶり。いつも目を開けて寝ていたからね。それにしても、本当に
よかった。あのままキッチンで調理し、食事までしていたら間に合わなかったと思う。「あいちゃん!助けて!」ってテレパシー、ちゃんと飛んできたよ、ちゃーちゃん^^
あれ?そーいうの信じない人なんじゃないの?って話だよね。

ひとまず、安心です。


写真は、この事件の起きるお昼前に撮影したものです。昨日、今日とほとんど食べなくなった桜子さん。なんとなくアバラ骨が目立ってきました。美味しいお肉、早く届け!それにしても、舌の下がった桜子を初めて見た。本当に死ぬかと思った瞬間でした。怖かった.....!!!
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