癲癇(てんかん)の猫「フェノバールの投与量」

門脈シャントから肝性脳症を起こし、以後、癲癇(てんかん)発作を起こすようになった日本猫ミニマムですが、今現在は抗てんかん薬のひとつ「フェノバルビタール(以後フェノバール)」というものを毎日飲んでいます。

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参考までにヒト用「お薬110番」より抜粋
◆概説 : てんかんのけいれん発作を予防するお薬です。また、寝つきをよくしたり、不安や緊張感をやわらげる作用もあります。
◆成分(一般名) : フェノバルビタール
◆製品例 : フェノバール原末、フェノバール散10% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
◆区分 : 催眠鎮静剤,抗不安剤/バルピツール酸系/催眠鎮静・抗てんかん剤
◆作用 : 脳全体の神経をしずめる作用があります。鎮静・催眠作用のほか抗けいれん作用もあります。
睡眠薬としては一般的ではありません。強い抗けいれん作用から、てんかんの治療に用いることがあります。
◆特徴 : バルピツール酸系の長時間型の催眠鎮静薬です。
この系統は、続けているうちに効き目が落ちたり、急に中止すると反発的な症状が強くでることがあります。服用量の安全域も広くありません。このような欠点から、不眠症に処方されることは少ないです。


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抗てんかん薬は、必要時に飲む頓服薬と違い、毎日欠かさず一定量を飲み続けるお薬です。長期の投与が必要になります。(まれに症状が治まり飲む必要がなくなる場合もある)飲む時間も、朝晩決まった時間に取ります。(12時間置き)また、不定期に飲んだり、いきなり断薬をすると、発作を悪化させる場合もあるそうです。飲み始めも少量からスタートし、こまめに血液検査で血中濃度をモニタリングしながら最適な状態を維持していくお薬です。

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これがミニマムが相川医療センターで出してもらっているフェノバール。白い錠剤で「フェノバール30mg」というものです。イヌネコに対するフェノバールの投与量は、論文や成書によっては、若干記載が違うみたいです。(動物病院によっては投与量が違うかも知れません)

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ミニマムの今現在の投与量は、1/8を1日2回。(1/4)1dayです。
投与例として「2.2~4.4mg/kgを一日分として2~3回に分ける」というのがあるのですが、
ミニマムが体重3kgに対して、2.2mg×3=6.6mg(1日) 30mg÷6.6=4.54 コレが一日分なので2回投薬なら、1回あたりの量が1/8錠くらいということになります。
フェノバール開始当時は、まだ1.8kgしかなかったミニマムですが、その時は、シロップに溶かしたフェノバールをボトルで1ヶ月分出してもらって、シリンジで計量して投与していました。
↓これがフェノバール1錠を4分割した写真です。どうしても粉がでてしまう...

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フェノバールは1錠が5~6mmなので、それを8等分するのは至難の技です...相川医療センターの優しい看護師さんは「もし上手く出来なかった言って下さいね^^病院で割りますよ」と言うのですが、今のところなんとかへこたれずに(笑)頑張ってます...でもねー4等分までは上手くいくけど、それを2等分するのがなかなか上手くいかなくて~汗。ちなみに、ピルカッターは何種類か使ってみて一番安定して割れる「プチはんぶんこⅡ」というものにしています。↓そしてこれが1/4錠を半分に割った様子。1つは形があるけど、もう片方は粉砕...でもね!もっと上手に切れる日もあるの。この時は失敗なのだ。

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最近は、1/8錠をストックするのは難しいと気付き、1日分の1/4錠を作り置きしておいて、毎日それを半分にわってダッペンディッシュに朝晩用にわけて、少しの水に溶かしてシリンジで投与しています。病院からも「朝晩で多少の差が出ても1日分の投与量が守られてればOKです」と言われました。ホッ

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癲癇(てんかん)のペットをお世話している方々のサイトを見ると、「1/8錠じゃ効果ない」「少なすぎる」との記載も多いのですが、相川先生はフェノバールを増やすことに積極的ではありません。門脈シャントのせいで肝臓の成長が遅かったミニマムには、少ないくらいから、ゆっくりゆっくり経過をみて、どうしても必要になったら増やしていけばいいとわたしも思ってます。

今月もそろそろ血中濃度を量りに行かなくちゃ。ミニマムは血中濃度がどちらかと言うと上がりにくい子なのです。今月は安定してるといいな。
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